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Ava's Demon Chapter Four 和訳

2017年はAva's Demon的には嬉しい年になったと思う。更新が週一で再開し、紙の本が通販され、グッズも出た。また2018年に入って、日本時間で1/25には紙で発売された『Ava's Demon』のBook1&2が電子書籍化!

 

 

ほんとにめでたいことです。日本での読者も増えてほしい。最近のAva's DemonはAvaがワーなったあとギルとマギーがンーなってる間にヤツがウーなってなんと……! みたいな感じでかなりいい。絵もすごくきれいで、更新が楽しみ!

 

さて、チャプター4の和訳は以下。本編はこちらから。

 

 

Chapter Four
228 「また緑色の怪物が落ちてきたに違いないよ……」「だめよ、ギル! 爆発みたいだったわ!」
230 「そんな……」「見て、船よ! ね? ほら言ったじゃない!」(Oh! my starsはかなり意訳)
231 「スカヴェンジャーの船じゃないよね? ギル?」「彼らがだれであれ、タイタンを皆殺しにしたんだ」(ギルの台詞が意味判らん)
232 「功績なんてものがあるのかどうか……」
233 「生存者……?」
235 「あ! 見てみろネイヴィ! 彼女生きてる! 助けなくちゃ!」(I want to help herを「助けたい!」と直訳するのもなんだか……と思った)
236 「君はほかのひとを探して!」「どうして? このひとたちが友好的かどうかもわからないのに……」
237 「もし僕が彼らをほっといて死なせてしまったら、医者って名乗れるのかな?」
238 「いい結果を招くとは限らないわ。あなたが傷つくかもしれない。」(You can't be this nice to strangers. you're gonna get hurt.を直訳するとなーんか堅苦しい言い回しになる)
239 「たくさんの犯罪者のせいであなたを失いたくない。いますぐここを離れてすべきことに目を向けなきゃ」(get a head start on our tripが上手く訳せない上になんか不明瞭。毎度毎度きちんと訳しながら読み進めてたわけじゃないというのもある。tripが比喩表現なんだろうが……)
240 「お願いだよネイヴィ……そんなにあつくならないで。自分のことは自分でできるからさ。船の中に、ぼくらの助けが必要な人がいるかもしれないんだ」
241 「台無しになんかさせない。明日には晴れてソルジャーになれる……そしてきみが何者かってことに一歩近づけるんだ」
242 「まあ……生きてるひとたちを捜しに行くわ。でもあなたは近づいちゃダメよ、危ないから」
243 「すぐ戻るわ。わたしが行っちゃっても傷つかないでね。」
249 「どうしたの、アヴァ?」
250 「あなたのこころの中よ、ちゃんと判ってる?」
251 「いえ、わたしたちの……」
253 「ちょっとばかり話を盛ったわ」
254 「これって悪夢?」
255 「あなたが寝てる間、ここでわたしと顔を合わせるのよ。それと、よかったわね、起きたらあなたの周りにわたしはいない……」
256 「わたしたちが同じ人間……だから? それって副作用とかあったりする?」
257 「パクトが完全じゃなかったら、気になるところよね」「ん、え?」
258 「(モニョモニョ……)」「ウラシア!」
259 「もし、パクトが失敗してたら、わたしたちの魂が結合しちゃうのよ……で、身体が失敗作の化け物みたいに……」
261 「心配しないでアヴァ。あなたの半分はすでにパクトしてる! そういえば……」
262 「新しい人生ってどんな感じ?」
263 「新しい人生ですって?」
266 「あなたは死んでた。だからわたしが新しい人生をあげた」
267 「こんなの新しい人生じゃない! わたしの欲しかったのは違うものよ! 全部まっさらきれいにしたような!」
268 「『違うもの』なんて言わなかったじゃない。『新しい人生』って言ったのよ。あなたは二度目のチャンスが欲しいって。だからわたしは新しい人生と二度目のチャンスをあげたじゃない」
269 「いますべきことは、わたしの復讐を果たすこと、そしてわたしはこの憎しみから抜け出せる」
270 (ゴロゴロという擬音)
277 「わたしが求めなくちゃ離れなかったでしょ!」
278 「それとも何? わたしたちを殺す? 二つの魂があるこの身体は事実上滅びない」
279 「パクトをダメにする方法なんて千通りもあるわ。宇宙が見たこともない化け物に変えてくれるかもね」
280 「度胸もないくせに……」(合ってる?)
281 「失うものがないのよ」
283 「そのあなたが欲しいものって何?」
284 「完全に違う人生」
285 (ブスッという擬音)
286 「あなたの邪魔がない人生がいいの。わたしがいなくても、みんながわたしのことを好きでいてくれるようなね。」(後半無理やり。綺麗に訳せないので意味を足してしまった気がする)
287 「わたしはあなたの邪魔したすべてを感じてみたい、わかる!?」
288 「くそったれジーニーってわけじゃないけど、できるわよそれくらい……タイタンを殺した後ならね」(これもきれいに訳せない。genieって魔法のランプから出てくる精霊らしい。アラジンのアレですね、ディズニーの)
289 「そう。でも担保がほしいわ。タイタンを殺したあともあなたがわたしから離れられないっていうね。あなたの魂のかけらをちょうだい。」(三文目は「so that you can't leave until you do this for me.」という文で、意味は似たようなもんだがかなり無視して訳した。それにしてもここのAvaは凛々しい。好き。賢い子なんだなあ幸せになってくれ。)
290 「何言ってんの!? そ、そんなのわたしもできない!!」「やるの!!!」(ホントは「できるとは思わない」だけど意訳。ここのAvaいいわ~)
291 「やりゃいいんでしょ……わたしの一部を……」
292 「わたしの使ってない部分……」(と言いながら、渡すのが左胸のハートってのは……(これただの感想))
296 「起きた時、あなたはわたしのこころを持ってる……」
297 「失くさないで、さもないと、パクトが完了できなくなって……わかるわよね?」
298 「わたしの計画を読んだら、話しかけて……」
299 「読む? 待って……」
300 「質問が……」
302 「ホントに奇跡だ、ねえ?」
303 「彼女たち全く怪我がない……なんというか……」(一文目、どやろか)
304 「ええ、ギル、ちっとも怪しくない」
305 「私たちが出発する前に起きないかって、わたしホンットに願ったんだもの」
306 「そしたら連れていってたよ」「ダメ、ダメよ! 1000倍ダメ! ゼッタイにダメ!」
307 「足手まといになるだけよ。少しでも早くタイタンに会ったほうがいいわ。待つのには飽きちゃった。」
308 「うん……ぼくが免許をとったあと……ぼくらが彼に会うのに数年かかるだろうね」「え? だって……でも、わたし、あなたが……」
309 「あっ、ネイヴィ、ごめん……。言い忘れてたかな。タイタンに会うためにはランクを上げなきゃいけない。ぼくは患者さんに付きっきりになる」(台詞のつながりが英語的だからか、おれの英語力がないからか、いまいちわかりやすい会話じゃない。訳してる最中に「このセリフどこにかかってんの?」とか「辻褄合ってない気が?」となる。後者は完全にどっかで勘違いが挟まってる)
310 「こんな地獄は疲れちゃったわ、ギル。負担になってるんじゃないの? 15年も……ねえ? もうあなたの負担になりたくないの」
311 「きみはぼくの人生の中で一番ミステリアスかもだけど、決して負担なんかじゃない。きみだけが支えてくれたんだ。たしかにきみが誰なのかなんて判らない。それでも、きみが一番の友だちなんだ。きみだけが……」(いっちょ前に「日本語に訳すとしたら」というくっせえことを考えているのだが、I need youは「君が必要だ」にはならず「君だけが……」となった。Gilくんは見せかけてこんなこと言うやつじゃないしね)
312 「ぼくらはお互いに必要だと思う、宇宙の中で僕らが誰かってことを見出すためには。だから答えを見つけよう。なにがあっても」(一文目、eachotherの意味はこういうことだと思うんだけど、find outが微妙。間違えてるかも)

 

そして以下は感想。

ついにパクト(契約)を結んでしまったAvaと、してやったりかと思ったらしてやられたWrathiaさん。ここの野暮ったいAvaも可愛いんだけど、最新話になるととても美人さんになってます。

とういかね~とにかくこの作品はAvaが可愛いんですわ。そして可哀想。この時点でも相当可哀想だが、読み進めていくたびに可哀想。名前の件は以前書いたと思うけど、ふたりはIreやWrathと「怒り」という点で共通しています。これが現時点での最新チャプターであるChapter Twenty Oneで色濃く出ています。あの演出はかなり最高! ふるえました。

Wrathiaもきれいなんだけど怖いだけじゃなくて卑小な心があって、Avaに押し負けちゃったりする。そこが人間らしいというか、なんというか。人間じゃないんだけど。

さて、ここから出てきたGilとNevy。Gilはおっとりとして優しく、Nevyはどこか幼いけれどGilのためにはけなげで元気な子。ふたりの活躍ももちろんあるので、皆さん、拙訳は邪魔になるだけですから、ぜひ原語でズイズイ読み進めていってください。