職ありオタク

がんば

Ava's Demon Chapter Ten 和訳

 久々に和訳出来ました。

 

 

 さて、今までずっと出てたけど特に掘り下げられてなかったMaggieの回です。そこかしこで示唆される彼女の能力は、AvaやGilと似たようなものでした。わがままだけどそこがキュートな彼女の性格がふんだんに出ております。

 

 以下は公式HPで、作品もそこで読むことができます。

 Ava's Demon

Chapter Ten


807  「楽園に着いたらまず最初に、きみら異教徒が謝るくらい十分な証拠を送るさ!」(これでいいと思うけど、日本語にする際、語順をいじった)
814  「トゥルス!」
816  「トゥルス! することがあるの!」
817  「マギーおかえり! やあマギー!」「マギー! きたんだね! ヤッホー!」「ねえねえ、どうしてきみの目は宝石のように輝いてるの? わあ、本当にキラキラだ!」
818  「トゥルスがどこにいるか知ってる、ちっちゃいの?」
819  「彼はとても悲しんでる、マギーもとても悲しんでる」「またきみから隠れてる」
820  「トゥルスはあなたが怖いのよ、マギー」
821  「また怒鳴るつもりだから怖がるのよ」
822  バリバリッ
823  「うわっ、キモっ」(eyuchって造語ですかね?)
824 「痛いよマギー!」「いたっ」「あいたた」
825  「トゥルス!新しいのを見つけたの!」
826  「トゥルス!」
827  ミシミシ
828  「探したわ……」
832  「トゥールースー……」
836  「ちっ。草で出来た男が庭作ってるなんて考えられる?」(不安の残る訳だがこれが限界である)
837  「言うなれば‘剪定’よ、トゥルス!」
841  「……可愛くて……優しい……ラナンキュール……」(ranunculaceae=ラナンキュラスはキンポウゲのこと。人名のようにアレンジされてるのだろう。正しい発音はわからないが、こうした)
842  「なんでゴミ植えてんのよ! うわっ!」
843  「ああ……やあ、マグノリア。気付かなかった……調子……どう?」(Magnolia=マグノリアモクレン)はMaggieのファーストネーム
844  「庭仕事に夢中かよ!もしもーし!ジッと描いてるキモい絵はあんたのお姫様?!」
845  「えっと……」「オッケー、はいはい、最高。それよりいい知らせがあるんだけど」
846  「新しい男の子見つけたんだよね。名前知りたい?」「いや……本当に……要らない」
847  「彼、可愛くてかっこよくて、それに私にすっごく良くしてくれる。一緒にお茶しただけなんだけど、それはもう実質デートでしょ」
848  「それはいいの……彼マトモじゃない。狂信者か何かだと思う」
849  「タイタンってやつに夢中になってんの。タイタンって誰かわかる?」「……さあ」
850  「まあ、でもいいの。私ほんとにあの人が気がかりなの、トゥルス。今回はマジのやつよ!」(snag=ひっかかる。好きになったことの比喩表現だろうが、日本語にそれっぽい言い回しがあった気がするが思い出せず。最後の言葉もこれでいいのかな?)
851  「だから……トゥルス、ねえ、もう一回、あなたの魔法の出番なの。おねがーい」「これで61回目だ」
852  「ええ、だから!?何が言いたいの!?」
853  「私は日に日に弱っている。君のために使ったら魔法を完全に使い果たしてしまうかもしれない。ということ、わかるかい?」
854  「これ以上は、君が最後までパクトを完成させる必要があるだろう。ぼくがやれることはやったよ。」
855  「あのね……これは……これはガチなの。信じてよ」(this one for sure=これはハッキリしてる)
856  「それと……「ガチ」の後は……」「はいはい、半欠けのパクトを完成させて、キモいお姫様に会いに行くんでしょ」
857  「ラナンキュール……美しいラナンキュール……」「そうね、やりましょう」「彼女を守るのがぼくの義務だった……傷ひとつなく生き生きとした彼女を守ることが……だから確実に彼女を平穏無事に。そして私の気持ちを余すところなく打ち明けるんだ」(once and for all=一度に。それにしてもkeep alive and safeなど日本語にするには難しい表現だな意外と)
858  「こんだけ経ってから?  このクソパクトがどうなるか知ってんの? あなたがついに気持ちを打ち明ける時……彼女を私のお尻で踏んづけてぶっ潰す。……彼女はあんたを拒絶する」「そうだとしても構わない」
859  「あなたのその……リクエストを難しくないもんに変えるってのは無理なの?その子にラブレターを贈る、みたいな? そうすればキチガイみたいにのぼせ上がってる時に、ドン引きしてるその子の顔を見ることもないでしょ」(これでいいのかはわからない)
860  「パクトは簡単に「変える」なんて出来ないことは知ってるだろう。それに彼女に愛してると伝えたい……直接。……ぼくを拒むとしても」
861  「そういう風に……フラれずに済む。それに……それに少なくとも、彼女に会ったと思う……最後に一度だけでも。」(that way...i can pass on without reject.の意味がよくわからなくて、始めは、苦し紛れに「関係ないって言える」とした。とその後、上司とこの訳の話をしており「フラれずに済む」という意味の言葉じゃないか、という話になった。大感謝)
862  「はあ〜。かわいそうね。で……ソレするつもりなの?」
863  「あなたの……大事なものってわけね」「ああ、とてもね」(ここも不安の残る訳)
866  「どんな風にタイタンって奴にドハマりしたって言ったか覚えてる?えっとこれ……彼の……ルールブック!とかそんなようなもん」「ふむ……わかった……これを……やらなくちゃってことだな」(最後のTulsのセリフは「これをしなくちゃいけないと思う」となる。どれをどうするか? 日本語で主語述語が曖昧になっても、文意を読み取るのはそこまで苦労はいらないけど、英語になった途端困ってしまう。きちんと読めてない証拠だろう)
868  「よし……これでやろうか」(直訳「これで乗り越えましょう)」
869  「うまくいけば……花が咲く……」「そうこなくっちゃ!」
870 「ギルはわたしの理想のヒトなの、いい?」「ああ……うん……そうだね」
871 「ちょっと! 真面目なんだから。ギルは今まであった人の中で一番なの。キチンと人として接してくれる、ゴミみたいな扱いは受けないわ」
872 「一緒に旅してくれてるんだから、きっといい感じになるでしょ。ホントに大事にしてくれるの。この調子なら……恋に落ちるっていうのもあり得るでしょ。」(最後の文は「恋に落ちる余地は大いにある」となるが、ちょっと変えた)
873 「とにかく、前のヒトとは違うの。ずっとオトナだもん」「パクトのために正しくあることを願うね。ラナンキュールに早く会いたい。」
874 「落ち着いてよ。最終的には彼女にね。たった、えっと、なんだっけ、三年?」「四年……四年もだよ、マグノリア……。心配だ……何にもないといいけど……」
875 「はっきり言えば……その子は大丈夫、あるいはパクトだったら……なんちゃらかんちゃら……」「失敗した?」「そう、その通り! 失敗したかもしれない。それに立ち往生したわね」(ここの訳めちゃくちゃ判らん。とりあえず、このように……)
876 「パクトの失敗を軽く考えるべきじゃない……」「どうして!? わたしと一緒っていうのがだめなの? 私のことが好きじゃないの、タルス?」(直訳「私と一緒に立ち往生するという考えにたえることができないの」となる。後の文をみて、このようにした)
877 「それはどうでもいい。振り返ってみよう……あの日のこと……。……お互い「立ち往生」以上のことがあるだろう。それに……」「ドラマチックになるのやめて。わたしのやりたいことをさせて、そしたら花びら頭のお姫様にとこに行く。それでいいでしょ?」
878 「あなたの話、だるいんだけど? そのかったるい喋りでラナンキュールも眠らせたわけ?」「よく……話すことができなかったな……」「あら驚いた」
879 「ギルはよく喋るわ。ホント、カリスマ的!」
880 「彼からちょっとは学んだらどう、トゥルス?」
881 「彼とは会えないの? ラナンキュールのこと話せたらね! 彼だったらお姫様の星まで行く方法を知ってるでしょ?」「たぶん……」「彼を口説いて、ね」(that is=つまり、となるけど、まあ。)
882 「あ! 今度は何の花?」「バラ」
883 「バラ? いいじゃない!」「最後から……二つ目の花だろうな……」(私が持っている最後から二つ目の花、となるが、まあまあ……)
884 「もう一度……思い出してもらう……私の魔法のルール」
885 「花を手に入れたら……愛する人に手渡して……告白をして」
886 「花の香りが手助けしてくれる……最も大きな欲求を打ち明ける……」(ホントは「花の香りが打ち明けることに役立つ、彼らにとって最も重要な欲求を」となるのだろうが、なんか変なのでこうした)
887 「今度は……花の魔法をみだりに使ったりしないでほしい……」
888 「これはとってもデリケートな種なんだ……色んな使い方をするにはひ弱すぎるように思う……。使った後、しおれてしまうかも」「必要な時以外は二度使わない、これでいい? 判ったら私に任せておいて」(この場合のfearは「心配する」とかっぽいので、それっぽくした。Maggieのも癖のある台詞でi've got it all under controlはget it=判るとI have everything under control=私に任せてを組み合わせて理解した)
889 「うん……その場合……」
890 「準備はいい? マグノリア・ラシヴィ」(マグノリアの名前は前出の通り、ラシヴィはlascivious=いやらしい、扇情的なという単語が元とされてるようだ。で、もうお気づきかとは思うがそれぞれ七つの大罪に対応する名前を背負っており、彼女は色欲=Lustだろう)
891 「とっくにできてる……トゥルス・テネブローズ」(Tulsは色欲=Lustのアナグラム、テネブローズはtenebrous=陰気なとrose=バラ)
897 「ありがと、トゥルス、ホントに……」

 

 

 出てきました、Tuls。まるでAvaたちと真逆の関係を築いていますね。どのようにして出会ったのかがとても気になります。またラナンキュールとの関係もこれから掘り下げられるようで、たのしみですね。

 というか現時点での最新話Chapter Twenty Eightあたりが衝撃すぎて……。ゆっくり和訳してるのであれですが、みなさま是非拙訳などは放っておいて読み進めていただきたいです。