職ありオタク

がんば

Ava's Demon Chapter Fourteen 和訳

 なんとですね、Chapter二つとも連続で訳した。

 これは読んでもらうと理由がわかるのでどうぞ。

1213 「さてそれでは……幸運なフォロワー諸君……今晩、天国への門を使えるのは誰かな……」
1214 「誰かな……」(will beだけで言うと「〜になるだろう」となるけど、前のセリフを継いでのことだと思う)
1216 「すみません……ちょっと通してくれませんか?」
1218 「本当にお願いです……」(begging=物乞いする)
1219 「具合が悪くなってきて……」
1222 「お願い……」
1223 「我らが勝者よ!!」
1224 「こちらに上がってきなさい、フォロワーよ!!」
1226 「そう、君だ!!」
1227 「……嫌です……」
1229 「誰かか彼女をここに。お願い」
1230 グイッ「待って! ま……」
1233 「さて……」
1234 「おめでとうフォロワー! 君は見覚えのない顔だな。新しくここにきたんだろう、なあ?」
1235 「どちらかと……言えば……?」
1236 「心配はいらない。門はそれでも治せる」「な、治す?」「君はフォロワーになって間もないんだろう」(fix=治すとして解釈)
1237 「門は何にだって治す! 君の服、君の髪……君の……不幸そうな顔色も」(門という字にゲートとルビをふりたくなる)
1238 「ね、ねえでも……わたし、今のままでもいい」「i sort of like how i look=わたしはわたしの見た目が好き)
1239 「ちょっと待て! みんなは嫌だろ!」(かなり意訳で、ホントは「お願いだ! 誰もそんな姿は好きじゃない!」)
1240 「ねえ、フォロワー。君は悲しそうだな。辛いことたくさんあったのかな?」
1242 「みんなはどうなの?」(直訳だと「全員違うの?」だけど、そうすると突然ボヤけたので)
1243 「えっと、他の何が、君の本当の可能性にたどり着くのを邪魔してるっていうんだ? 多分君は孤独なんだね? 友達がいないのな? 地味で? 絶望してて、なんでもいいから関心を示してほしいんだな?」(こういう単語の羅列みたいなのってどう訳すのが良いんでしょうか。日本語らしくなりすぎてしまうかもしれないけどこうした)
1245 「正直になろう。ほら……生きてる理由を毎日毎日切望して朝目を覚ます……そして太陽が昇って沈んでもなお、理由はみつからない」
1246 「そして、君を助ける唯一のことと言ったら眠ることだけ……明日がちょっとでも良くなるように願いながら」(意訳)
1248 「一度しかない人生、幸せになってみたくないか?」
1249 「幸せになる資格があると……思わないか?」
1250 「準備を」
1251 「タイタンはすべてのフォロワーに幸せになる資格があると信じている」「ついてきて」
1252 「そして幸運な勝者にはそれを授けよう!」
1253 「ほら、モニターをまっすぐ見て……」
1254 「それから、手を開いて置いて。そう、そのまま」
1255 カチッ「あっ!」
1256 「そう、そうだ。この顔が我らの新しいエリートの顔だ」
1257 「ほら、中に入って……」「ヤダ」
1258 「中に入るのよ! いい子だから……」「嫌だ! 中に入れようとしないで」「あなた恩知らずよ!」「他の人を選んでくれない!?」(ungratefulをどう訳すかに気を取られて野暮ったい文になりそうだった。こういうニュアンスだろう)
1259 「そんな自由はない!」ドス
1261 「ハア、ハア……ほら! そのまま、ハア、そこにいるのよ! いい!?」
1262 「クソガキが」
1264 「あぁ! 素敵!」
1265 「シックス!? 誰か!? ねえ!!」
1266 「ちょっと調整して……」
1267 「いいじゃない。こんなに新しくなって!」(直訳すると「私たちの幸運な勝者は真新しく見えます」となるが……)
1268 「どう思う? 君たち」
1269 「タイタンが彼女の人生を……」
1270 「変える時がきたんじゃないかな!」(1269,1270で語順を変えてある)
1278 「聞こえてないんだわ! あぁ! 機械の電源を落とさなきゃ。確実に降格ね……」
1279 「あなた本当はプライドの塊なのよ! プレゼンテーションは台無しだわ!」(直訳で「あなたは自分自身を誇りに思ってるに違いありません」)
1280 「出来損ないのフォロワーには本当にうんざり!」
1281 「わたしはエリートの下で何年も人生を捧げるくらい働いてきたけど、あんたみたいな最悪なやつに何度も足を引っ張られてきたのよ!」(意訳した。)
1282 「でも今日で終わり。そうよ。どうしてか判る?」
1283 「ここから出たらいつもの平凡な人生に戻るのよ」
1284 「あんたはタイタンの教義から背いて……“地獄”か“天国”か異教徒のでっち上げたどっかに行けばいいのよ」あなたの選択(めちゃくちゃ意訳。あとyour selectionとかってむしろどう訳すか判んない。)
1285 「それで結局どこ行くか知ってる? 判る?」「天……国……?」
1286 「大正解……その通りよ!」
1287 「あんたたちの失態を見下してやる……天国からね!」(これでいいのか!?)
1299 「ううう……ふう……」

 

 偉いことになってまった……という気持になりますね。Prudithという名のタイタン職員? と一緒に閉じ込められてからの会話や、Strategos Sixとの会話で思うのが、これはAvaの目を通した世界の在り方ではなかろうか、というものです。

 前ChapterでもAvaの精神不安……人の目が怖くて、誰かがそばに居て欲しい……が描かれましたが、それはまだ続いているんじゃないだろうか思います。タイタン側の言葉は、宗教の勧誘というよりかは、むしろ世界の悪意にみえます。

 それはAvaの被害者意識だけのものでは、決してないのですが、しかしそのようにこのChapterをみると、次Chapterの台詞のハマリ具合が違ってくるなあ、と思います。