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結果無職

がんば

観劇の感想

 先日KKPの『ノケモノノケモノ』という劇を観てきた。商業演劇を観るのは久しぶりだったので、会場の広さに驚いた次第だった。

 自分は舞台美術の制作にかかわることがあるので、劇を観る際はその点を気にしたりするのだが、この劇で作られた舞台美術は可動式のスクリーンぐらいのもので、あとはそこに様々な映像が投影されるだけで、舞台は簡素なものとなっていた。そのスクリーンの使い方は少し面白かったので良かった。

 

 さて、このKKPとはラーメンズ小林賢太郎が主体となって活動していて、それゆえに客の大体は小林賢太郎、あるいはラーメンズファンとなっている。自分はラーメンズファンなのだが、一時期の気狂いするほどラーメンズ好きだった時期よりは、他に好きなものも増えて落ち着いている。時間と金があったら舞台のチケットをとりに行くが、DVDは積極的に買おうとしないくらいのものだ。

 まあ、それでも一応ワクワクしながら劇を観てきたのだけど、客席にいて舞台を見ていて、少しだけ違和感を覚えた。客、笑いすぎじゃね? と。

 小林賢太郎ファン、ラーメンズファンには熱狂的なひとが多い。特に小林賢太郎なんかは「天才」ともてはやされている。確かに発想とかすごいと思うことは多々あるが、そこまで持て囃すことはなくね? と思ってしまう。そしてその意識の地続きなんだろうが、あんまり笑えないシーンでも、客はかなり笑う。いや、ここ笑うとこじゃ無くね? ってところで客席が「ハハハ……」と沸く。

 別にそれは悪いことじゃないんだけど、そしてきっと数年前の自分もそうだったんだろうけど、なんだかその状況を冷めた目で見ている自分がいる。

 もしかしたらみんな、小林賢太郎のすること全てが面白いものだと思ってないか? 全部が全部、笑えるものとして受け取ろうとしてないか? そうしないと失礼、とか思ってないか?

 

 なんだか客による小林賢太郎賛美が行き過ぎてる気がしたって話。

 

 近くの席の客が1人でツッコミ入れながら笑ってて死ねって思った。黙ってみやがれ。

 

 あ、音尾琢真の演技良かった。あと高橋良輔影薄かった。

 

 劇の本筋は、多分1時間くらいで収まったんじゃないかと思う。小ネタ多かった。やりたいことを詰め過ぎて散漫な印象を受けた。KKPでは五回目の公演の『TAKE OFF』か四回目の『LENS』、8回目の『うるう』が良かった。特に『うるう』なんかは商業演劇よりもすこし小劇場寄りな印象を持てて良かった。名古屋のこじんまりとしたところで見たからかな? もっと小さな小屋でやってほしいと思うが、人気なので無理だろう。

 

 今度は20日に京都で観劇をする予定だ。

 

http://instagram.com/p/qMH-OVyBjS/

観てきた