結果無職

がんば

情報の格差

 今日大学にやなぎみわさんという芸術家であり演出家を務める人が特別講義でいらっしゃった。まあ面白い経緯を持つ方で、お話は飽きずに聞いていた。また、今度上演される劇のフライヤーも面白く、内容も中々興味深い物であった。

 パノラマ館というものを扱ったものらしい。パノラマ館は各自ググればいいと思うが、知るたびに心惹かれるものだった。

 

 さて、そのやなぎみわさんのお話、そして最近始めたという演劇プロジェクトで興味深かったものは、築地小劇場という20世紀前半に生まれた劇場にまつわる演劇を上演している、というものだった。あまりピンとくる人は少ないだろうが、これは本当にすごいことだと思う。演劇を勉強するものとしては、この築地小劇場という部分はあまりに基礎的すぎて触れてはいけない……というか、触れることが叶わない、というか、ついうっかり忘れてしまっているような部分なのだ。

 このやなぎさんが築地小劇場をピックアップした、というのは、まじめに演劇を勉強しようとした、ということの表れだろうし、ついうっかり見逃さないセンス/目の鋭さを持っているということだろう。

 正直なところ、悔しかった。僕がやりたいのはこういうことなのだ。築地小劇場でもいいし、なんでもいいが、すでにある事実を舞台に上げて自分の言葉でラッピングして他人を感動させたいのだ。事実は小説よりも奇なり、という言葉は僕は間違ってないと思っていて、事実(すでにこの言葉は若干判り辛い。説得力と呼ぶ)の持つ、言葉の持つ説得力は、想像からは生まれにくいと思っているのだ。

 その言葉の持つ説得力は、事実をまんま表しただけではだめだ。言いづらいが、既成のソウルをオレたちオリジナルのリリックにぶち込まなきゃダメなんだよ、マイメン、と言う感じだ。

 まあ、そういう感じなのだ。

 

 さて、明日、というか今日は頑張って外に出て、風立ちぬでも観に行きたいと思う。